東北地方太平洋沖地震の震源過程
カテゴリ : 地震・地殻変動に関すること
投稿者: Gaia 掲載日: 2011/3/16

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03月16日20時45分 掲載

首都直下地震防災・減災特別プロジェクトで展開している地震観測網(MeSO-net)において観測された波形を用いて、東北地方太平洋沖地震(M9.0) の震源過程の解析を行いました。

暫定版の為、今後の研究の進捗により変更される場合があります。
滑り分布のような図は、その領域から放出されたエネルギーの和のようなものを示していて、強い地震波を放出したところは値が大きくなります。
はじめに北向きの破壊がはじまり、80秒くらいで震源から浅いほうに向かって壊れます。 その後南向きの破壊が始まり、120秒前後で福島沖の破壊が見えます。
破壊の伝播速度は2km/s程度と考えられます。

図1:強い地震波を放出した領域の推定
Semblance enhanced stackingという手法で観測波形をスタックし(足し合わせ)、強い地震動を放出した領域がどこかを推定しました。解析に使用したデータは、MeSO-netのつくばー藤沢測線と、入間―銚子測線です。USGSによる震源位置と、断層パラメータを使用しています。星印が震源です。

図2:破壊の伝播の様子
20秒ごとの破壊の伝播を示します。