温泉地学研究所の観測データ公開について

神奈川県における地震活動等の観測の経緯
昭和63(1988)年6月、「南関東における地震発生の切迫性と予知の見直し(中間報告)」(中央防災会議)において、相模湾西部におけるマグニチュード7級の地震発生の切迫性について指摘がありました。

そこで、神奈川県としても平成元(1989)年から温泉地学研究所が中心となって観測体制を整備し、独自の観測網により箱根火山及び神奈川県西部地域の地震・地殻変動の観測調査を行っております。
平成17(2005)年度までは毎月一回、観測の結果をとりまとめて市町村や防災関係機関に情報提供するとともに、当ホームページで公開してまいりましたが、当所ホームページのリニューアルに伴い、当所が独自で観測を行っている地震・地殻変動データについて、準リアルタイムにウエブサイト上で公開を開始することとなりました。
平成27(2015)年度からは箱根カルデラ内の地震計を用いて温地研が独自に計測した震度情報も公開しています。

本ウェブサイトで公開するデータは、神奈川県内の震源分布図及び地殻変動データです。
震源の決定やメカニズムの解析には、当所が設置した観測点のデータのほか防災科学技術研究所、東京大学地震研究所および気象庁が周辺に設置している観測点のデータも使用しています。
地殻変動データとは、地下水位・傾斜・GPS・光波による各観測データを指します。公開するデータは全てルーティン処理により当研究所に集められ自動的に処理され公開されるもので、当所担当者によるチェックが行われていない場合があります。 従って、これらのデータはあくまで速報的なものであることにご留意ください。

システムの様々な試験、調整等により、データ欠測が不規則に生じる場合があります。また、途中経路のシステム故障等によって、一部のデータに欠測を生じる場合がありますので、予めご了承ください。

本ウェブサイトで公開されるデータについてご質問がある場合は、ページ下の連絡先までご連絡ください。