地震の石碑 No10
山北町用沢の不動堤之碑

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所在地山北町 用沢
交通谷峨駅を出てすぐの道(県道728)を北へ。すぐ県道76と合流する。そのまま道なりに進む。信号「谷峨駅入口」を過ぎ、清水橋を渡り、信号「清水橋」を右折(国道246を渡る)し、そのまま県道76を北上する。清水中学(進行方向左手)、道の駅山北を過ぎて少し行くと用沢の集落に入る。石碑は用沢集落の北のはずれ、県道76の山側(進行方向右側)にある。谷峨駅から石碑まで徒歩約30分。
関連する史跡
  1. 山北町用沢の不動堤之碑
  2. 道路建設記念碑
元記事温泉地学研究所 観測便り第7巻
1979(昭和54)年発行

御殿場線谷峨駅から北(丹沢湖方面)へ徒歩約30分、県道76沿いに用沢の集落がある。集落の南端に「道路建設記念碑」が、北端に「不動堤之碑」がある。

最初、石碑がどこにあるのか皆目見当がつかなかった。 誰かに聞こうにも通行人(地元の人)がいない。 用沢集会所を過ぎた辺りに「手打ちそば」の店があったので訪ねた。定休日で店は閉まっていたが、おかみさんと話をすることができた。地震の石碑の記事を見せながら、どこにあるか尋ねた。おかみさん「石碑は集落の南端と北端にある。どちらが不動堤之碑かは判らない。すぐ近くに山崎さんの家があるので、そこで聞いてみたら良い。」とのこと。


(※ 山崎さんの家:地震の石碑の記事に書かれている山崎喜一郎さんの子孫の家)

そこで道路向かいの山崎さんの家を訪ねると、ご主人が出てこられた。ご主人は山崎喜一郎さんの孫とのこと。石碑のことは良くご存じだった。 「歩いてもすぐだけど案内してあげる。」と、軽トラで連れていってくれた。 「不動堤之碑」は用沢集落の北のはずれ、県道76沿い(山側)にある。 石碑はかなり古く、黒ずんでいたが、何とか文面は読める状態。 県道から河内川までの間は水田になっていた。山崎喜一郎が中心になって耕地の復旧・拡張工事をした辺りと思われる。
 なお、元記事で紹介されている碑文は一部ですが、 「地震の石碑No26」で全文が紹介されているので、詳しくはそちらをご覧ください。

用沢集落の集会所。
用沢集落の集会所。石碑は、これよりすぐ北にある。
お地蔵様と並ぶ石碑。
お地蔵様と並ぶ石碑。
石碑 表
石碑 表。
碑文の写し
碑文の写し(■は判読できず)。

写真撮影:2012年7月17日