地震の石碑 No18
関東大地震で地表に現われた旧相模川橋脚

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所在地茅ヶ崎市 下町屋
交通最寄駅は、JR東海道線茅ヶ崎駅。駅から平塚駅行きバス(3番乗り場)に乗り、今宿下車。徒歩5分。
関連する史跡
  1. 旧相模川橋脚
元記事温泉地学研究所 観測便り第18巻
1982(昭和57)年発行

 JR平塚駅から茅ヶ崎行きのバスに乗り、今宿で下車、小出川を渡ってすぐ右手にある「史跡 旧相模川橋脚」を訪れた。 (茅ヶ崎駅から行った方が少し近い。)写真のとおり、小さな公園のようになっている。元記事に記載されている案内板(昭和46年 県教育委員会)は見当たらなかった。代わりに、解説模型・説明板・石板があり、2001(平成13)年から2007(平成19)年にかけて、保存整備が行われたことが、記載されていた。
 橋杭は大小8ケ水面上に出ているが、これはレプリカである。現地説明板の「保存方法の概念図」によると、本物は水面下に保存されているとのこと。説明板には、遺跡保存方法の詳細や経緯などが詳しく書かれている。また、源頼朝がこの橋の渡り初めを行い、帰途落馬してまもなく亡くなったことが「吾妻鏡」に記されているといった、歴史的背景も説明されている。

公園入口のモニュメント。
公園入口のモニュメント。
公園全景。
公園全景。池から突き出ているのが、旧橋脚(レプリカ)。
説明板。
説明板。
保存方法の説明図。
保存方法の説明図。

写真撮影:2012年7月25日