地震の石碑 No25
小田原城の地震の記念碑

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所在地小田原市
交通最寄駅は、JR東海道線小田原駅。徒歩10分。
関連する史跡
  1. 宝永2年小田原城復興碑
  2. 関東大地震で崩れた本丸の石垣
  3. 常盤木門と常盤木門石塁復旧碑
元記事温泉地学研究所 観測便り第44巻
1994(平成6)年発行

小田原城は、小田原のシンボルであり、またくりかえし地震による被害を受けて再建されてきた城でもある。城の敷地内にいくかの地震に関する史跡があるので取材した。宝永2年小田原城復興碑(元禄大地震の記念碑)は、小田原城天守閣内に入り(有料)、順路(1F→2F→3F→4F→下りて行く)の最後、1F出口の手前に展示されていた。なお、天守閣内は撮影禁止であるが、今回は予め許可を取ってあったのでOKだった。

小田原城復興碑。
小田原城復興碑。
元禄地震の復興碑。
この石碑は元禄地震の復興碑。

本丸周辺を歩くと、1923年の関東大震災で壊れた石垣がそのまま残っている。

崩れた石垣。
崩れた石垣。
こちらは、元記事の写真6と同じ石垣と思われる。
こちらは、元記事の写真6と同じ石垣と思われる。

再建された常盤木門は健在である。石塁復旧碑は苔むして、文字を判読するのは困難である。

常盤木門と石塁復旧碑
常盤木門と石塁復旧碑。
正面から見た石塁復旧碑。
正面から見た石塁復旧碑。

元記事で工事中の様子が伝えられている銅門は、現在立派に再建された。また、2012年現在、城址北側の旧城内臨時駐車場では御用米曲輪の発掘作業が行われており、関東大震災で崩落したと考えられる石垣の一部が確認されたとのことです。

銅門。
銅門。
発掘中の御用米曲輪。
発掘中の御用米曲輪。

写真撮影:2012年8月28日