地震の石碑 No13
北伊豆地震の地震動の擦痕
所在地 | 伊豆の国市 南江間 |
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交通 | 伊豆箱根鉄道・韮山駅から徒歩約15分。駅をでて、下田街道(国道136号線)に向かって進む。下田街道を少し北上し、狩野川にかかる松原橋を渡る。グランド入口バス停の先を左に入るとグランドの隅に建物がある。建物の隣に、北条義時屋敷跡の石碑がある。 |
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元記事 | 温泉地学研究所 観測便り第11巻 1980(昭和55)年発行 |

伊豆箱根鉄道線・韮山駅から西へ徒歩約15分の所に、天然記念物「地震動の擦痕」がある。建物の中には、北伊豆地震(昭和5年11月26日)の擦痕が刻まれた魚雷が展示されている(建物の中には入れない。)。建物わきの石碑には、以下のような解説が書かれている。
地震動の擦痕解説
昭和五年三月十日忠魂碑建設の時に海軍より魚雷を下附され附属物として展示されていた この年十一月二十六日北伊豆地震が起こり台石が針となって魚雷が震動し魚雷腹部をけずり擦痕をつけて自然の地震計となった 天然記録としてきわめて珍しく昭和九年一月二十二日国の天然記念物に指定された 魚雷は台石の上に頭部を南五度東に向けて安置され地震に対して不動点となったため擦痕を印した 擦痕の曲線は左下方より始めて一往復半の後四回の一進一止をくり返して合計七七二五ミリの移動を示した この曲線は地震動の実大を示したものではない
写真撮影:2012年8月21日
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