箱根のやや活発な地震活動(8月9日)
2009年08月10日09時00分 更新
2009年08月09日17時00分 更新
2009年08月09日12時30分 更新
2009年08月09日08時40分 更新
2009年08月09日08時20分 掲載
箱根火山において8月9日午前6時ごろより、やや活発な地震活動が観測されました。10日午前9時現在、活動は低下しておりほぼ通常の状態になっています。
1.地震活動
震源域は仙石原付近で深さは1kmから2km程度です。8月4日からの地震活動の震源域とほぼ同じ位置とみられます。10日09時現在で、震源決定できないものも含めて292回の地震を観測しています。10日09時現在での最大地震は、M1.8(9日午前7時30分)です。
地震の規模が小さいため気象庁による有感地震の発表はありませんが、当所が大涌谷に独自に設置している計測震度計では、9日午前6時13分と午前7時26分に震度1が観測されています。
2.地殻変動
今のところ、特に異常は見られません。

図1:群発地震の時間別頻度
駒ケ岳観測点波形記録の目視によって確認した地震数。

図2:震源分布図
最近7日間の震源分布図と地震数の時間変化(震源決定したもののみ)。
マグニチュードは当所による暫定値。