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更新日:2018年03月02日 作成者:ウェブ担当 閲覧数:1,072

1. はじめに

温泉地学研究所では、4月ごろから箱根火山の活動に微妙な変化を察知し、気象庁や他の火山研究機関との意見交換を進めるとともに、行政の防災対策を支援してきました。
その後5月3日の噴気活動の高まりを受けて、翌4日には大涌谷園地の一部の閉鎖、5月6日には噴火警戒レベル2の発表が行われ、大涌谷への立入りが規制されるなど小規模な水蒸気噴火への警戒が呼びかけられました。
「だいち2号」の観測データを解析した結果、5月7日には大涌谷で局所的な隆起が認められ、温泉供給事業者の立入許可が一時差し止められるなどの対応が取られました。
地震活動は5月15日にピークを迎え、その後は徐々に減衰していきましたが、地殻変動は継続しました。
そのような中、6月29日の昼頃、ごく小規模な水蒸気噴火が発生しました。
これを受けて翌30日にレベル3の発表が行われましたが、噴火の規模は基本的にレベル2で想定されたものを越えませんでした。
噴火は7月1日には停止、地殻変動も7月末ごろまでに停止し、地震回数も順調に低下したことから、9月11日に噴火警戒レベルが2に、また11月20日には噴火警戒レベルが1に引き下げられました。
本報告では2015年噴火とその前後でどのような観測がされ、どのような解釈がされてきたかをまとめました。

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