観測方法
地下水

観測点分布図に示した大井、小田原、南足柄、湯本、真鶴、二宮の6箇所に整備した観測専用の井戸の水位を連続測定しています。地下水位の測定は観測井戸の水中に設置した水圧式水位計により測定しています。この方法では、井戸の管の縁から水面までの距離を測るのではなく、水圧を測定することによって、センサーよりどのくらい上に井戸の水面があるかを測定しています。 観測結果は1分間隔のデータとして記録され、テレメータにより自動収集されています。
GPS測量

観測点分布図に示した山北と箱根、真鶴、中井の4地点でGPS人工衛星からの電波を受信しています。受信データは1日1回ずつ電話回線により自動収集された後、各観測点間の距離(6基線)を計算します。
光波測量

レーザー光線を用いて、観測点分布図に示した城山を中心とした6ヶ所の反射点との距離、および仙石原を中心とした6ヶ所の反射点との距離を1時間毎に測定しています。また、城山と仙石原では、測量に影響を及ぼす気温や湿度も測定しています。観測結果は、1日1回、温泉地学研究所から電話回線を用いたテレメータにより自動収集されています。
傾斜計

傾斜観測は、観測点分布図に示した駒ヶ岳、小塚山、湖尻、塔の峰、寄、岩倉、裾野の7箇所の地下、約100mまで掘削した観測井に傾斜計センサーを設置し、地面の傾きを連続測定しています。
観測結果は1分間隔のデータとして記録され、テレメータにより温泉地学研究所で自動収集されています。
観測結果は1分間隔のデータとして記録され、テレメータにより温泉地学研究所で自動収集されています。