箱根のやや活発な地震活動(7月29日)
2009年07月29日08時25分 更新
2009年07月29日06時30分 掲載
箱根火山において29日02時14分ごろより、やや活発な地震活動が観測されました。午前4時30分現在で群発的な活動は終了し、通常の状態に戻っています。
1.地震活動
震源域は台ヶ岳の東側(台ヶ岳と小塚山の間)付近で、震源の深さは、ごく浅い場所で発生しています。この地域周辺では2004年2月にマグニチュード(M)3.0を最大地震とする群発的な地震活動がありました。
今回の地震活動による最大地震は02時31分発生したM1.2(温地研)です。気象庁の有感地震は観測されませんでした。当所が大涌谷で独自に観測している計測震度計では、02時31分に震度1を観測しています。最近5日間の震源分布を図1に示します。
2.地殻変動
これまでのところ、地殻変動データに特に変化は認められません。
図1:震源分布図
最近5日間の震源分布図と地震数の時間変化(震源決定したもののみ)。