箱根のやや活発な地震活動(10月04日の活動)
2020年10月04日12時45分 掲載
10月04日04時頃から、箱根火山において地震数が一時的に増加しました。
1.地震活動
・主な震源域は大涌谷・早雲山周辺で、深さは約2~4km付近です。
・10月04日4時から12時まで(※)の震源決定数(10月04日04時00分~08時00分)は21個です(暫定)。
・最大規模の地震は、10月04日 04時47分に発生し、マグニチュードは2.6です。
・なお、気象庁の観測結果によれば、この地震により箱根町と小田原市で震度1を観測しています(気象庁マグニチュードは2.4)。
・当所が独自に設置している震度計による有感地震は、以下の通りです。詳しくは、こちらをご覧ください。
日時 | 仙石原 | 二ノ平 | 大涌谷 | 元箱根 | |
1 | 10月04日 04:47 | 1 | 3 | 1 | 1 |
2 | 10月04日 04:53 | 0 | 2 | 0 | 0 |
最近30日間の震源分布は下の図をご覧ください。
※当所では、箱根火山における群発地震を「地震回数は1時間に10回以上、活動期間は前後3時間以上地震なしで区切る」と定義しております。
(注)震源域や地震数については自動処理結果であり、今後のデータ処理によって変わる場合があります。
2.地殻変動
・GNSSや傾斜計のデータには明瞭な変化は観測されていませんが、詳細については、現在調査中です。
図:震源分布図(10/04 12時現在)
最近30日間の震源分布図と地震数の時間変化(震源決定したもののみ)。震源分布図(最上段)の赤い丸は最近3日間の震源を、それ以外の薄ピンク色の丸は30日前から3日前までの震源を示す。マグニチュードは当所による暫定値。
この結果の一部は自動処理結果であり、今後のデータ処理によって変わる場合があります。