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【大涌谷周辺(箱根山)の火山活動】

 気象庁は噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)を発表しています。
 箱根山で観測される火山性地震の数は、数日に一回程度まで落ち着きました。また、箱根山全体が膨張するような地殻変動も終息しています。しかしながら、大涌谷から放出される火山ガスの量は、活動の活発化前に比べて、依然多い状況が続いています。温泉地学研究所では、引き続き注意深く観測を続けています。

2017年10月23日現在

10. まとめ

 以上のことをまとめると以下の通りです。
  •  箱根火山では数年に1度くらいの頻度で、地下10 kmほどのところにあるマグマだまりに、マグマが供給され蓄積していることがGPSの観測から明らかになっています。また、このようなマグマ供給をうけて、地震活動が活発になることがわかっています。2001年には地震活動の他、噴気活動も活発になりました。
  •  2015年の噴火の前にも、4月初め頃からGPSで箱根火山の伸びが認められ、その後、地震活動、噴気活動が活発化しました。
  •  2015年噴火は2001年の群発地震に比べて地震活動が活発だったものの、GPSの観測から推定されるマグマだまりの膨張量や、地震活動のパターンには大きな違いが無いように見えます。
  •  一方で、噴火が起きた6月29日には地下浅部に開口割れ目が生じることに伴う顕著な地殻変動や地震活動が見られたほか、噴火の最中には火山性微動が認められました。
  •  地殻変動は7月末に停止したほか、地震活動も通常のレベルに戻りつつありますが、噴気活動は依然強いまま推移しています。
  •  今回の噴火ではたくさんのデータが得られ、今後詳しく研究解析をしていく予定です。このことにより、より詳しく箱根火山の地下で起きたことがわかるとともに、将来、再び箱根火山の活動が活発化した際に防災上適切な判断が出来ることが期待されます。
これらの成果は、2015年12月現在のものです。今後、研究の進展によって変更される可能性があります。

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9. 今後の課題
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2015年箱根山噴火の推移について(はじめに)

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